【はじめに】
スピーカーケーブルにも得意な音楽分野というものが存在します。
私が、現在持っているスピーカーケーブルは、BELDEN STUDIO 708EX、BELDEN9497、カナレ4S8の3種類です。
過去のシステムの時にBELDEN8460を持っていました。
スピーカーケーブルは、購入しやすい価格帯の物も多いのであれこれ買って音を比較してみるのも面白いかもしれないですね。
スピーカーケーブルは、それぞれ音楽の得意分野があることを考えると2、3本のスピーカーケーブルを使い分けることをしても良いと思います。
【カナレ4S8の感想】
今回、カナレ4S8を購入して思ったことは、「純粋に綺麗な音が聞ける」というものでした。
音の描写が写実的というか緻密な音がするし、きめ細かい音が鳴らせる感じがします。
解像度が高くノイズも少ない印象です。
音はマイルドではなく、クッキリハッキリと音を描き出すというものです。フラットな音の出方と表現すると適切です。BELDENみたいに音の角が丸い音ではありません。
BELDENのスピーカーケーブルに共通して言えることは、優しい音でJAZZにぴったりな音だということです。
カナレ4S8は、クッキリハッキリ聞こえますが、耳が痛くなるようなものではなく長時間聞いていられます。
スピーカーケーブルでもスピーカーでも、純粋な素の音を求めて作られているものは、アンプの音色を出しやすいのだなと思います。
現在スピーカーケーブルを聞く音楽に合わせて使い分けているのですが、こういう時スピーカーケーブルがバナナプラグだと抜き差しが便利でありがたいです。
カナレ4S8は、ケーブルが4心で外皮にもおおわれておりノイズ対策がしっかりされています。BELDEN9497がツイスト状でノイズ対策しているのに対して、カナレ4S8は4心と外皮で対応しています。
ですので、カナレ4S8は硬いケーブルとなっています。取り回しで若干「おっ」と思うこともありますし、ケーブルも重いので端子にかかる重量も気になるところです。
音の聞こえ方はやはり人それぞれですので、BELDENが良いかカナレが良いかは、決めることはできません。
まとめ
今までBELDENのスピーカーケーブルばかり使ってきたので、カナレの音が新鮮に感じています。
カナレからBELDENに変更するのは、JAZZを聴くときだけになってしまっています。
今興味のあるスピーカーケーブルは、立井電線のT-4S8かT-4S6です。
名前からするとカナレと立井電線のスピーカーケーブルは、兄弟関係かなと思いましたが、全く別の会社だそうで別製品です。
音の好みは人それぞれで、聞こえ方も人により異なります。
ご参考程度に読んでいただけたら幸いです。